2005/10/15

ジオコードの分類(ロカポ誕生の記録:6)

前回いくつかのジオコードを紹介した。ジオコードは沢山あるが、おおよそ次の3つのタイプに分類できる。ほぼ全てのジオコードはこれらのいずれか、またはこれらの組み合わせで実現されている。

1.メッシュコード型
ある領域の面を、長方形または緯線、経線によるメッシュで段階的に区切っていき、そのメッシュの番号を元にコード化するタイプ。デンソーのマップコードなどがその典型である。

2.暗号型
緯度、経度の数値を、特定のアルゴリズムで符号化するものである。ソニーのジオコードがそれにあたる。

3.データベース型
位置情報の一部または全部をデータベースに保存し、データを呼び出すキーをコードとするタイプ。アイシン エイ ダブリュのナビゲーションコードは、度にあたる部分を都市名に置き換え、デコード時に都市名から緯度および経度の「度」の情報をデータベースから呼び出して復号している。
極論すれば、位置情報を全部データベースに保存することも考えられる。緯度経度を丸ごとデータベースに入れて「○○の家」という名前をコードにすることも可能である。

これらにはそれぞれメリット・デメリットがあり、私が考えるところでは以下のようになると思う。

























  メッシュコード型 暗号型 データベース型
短い表示桁数 ×
読みやすさ ×
保守運用の容易さ ×


そこで、ロカポ開発のベースとして、暗号型を選択し、なんとか読みやすさを向上させる方法を模索することにした。
続く..

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