2005/10/07

ロカポ誕生の記録(1)

まだプレオープンでお客様もあまりおりませんので、ロカポを開発するに至った経緯を書いておこうと思います。

2004/10/25(月)、長野県塩尻市にあるGPS関係のベンチャー企業の社長さんとお会いした帰りでした。私自身も翌週の11/1に会社設立を予定していて、GPS(というかGIS)でビジネスをしていきたいと考えていました。

塩尻から名古屋までの特急で考え事をしているのか、ウトウトしているのか、そんなときにふと、こんな事を考えました。

宴会に行くとき、場所が分からない。お店の電話番号は分かっているので、お店の人に電話する。「すいません、そちらに行きたいのですが、道が分かりません。携帯のナビはあるのですが、お店の緯度経度ってわかりますか?」・・・てお店の人が分かるわけないですよね。
でもみな電話番号は覚えているのに(最近はそうでもないか)緯度経度は覚えていない。どうしてだろう? きっと「東経135度XX分XX秒、北緯35度YY分YY秒です」とは覚えきれないからだ。緯度経度で十分な精度、例えば1メートル程度の分解能を表すには、度、分、秒で表記しても度で表記しても合計15桁程度の数字が必要だ。電話番号は10桁。 きっと脳に記憶できる限界があって、それは10桁の電話番号と15桁の緯度経度の間にあるのかもしれない。

そこでふと浮かんだのがビデオ予約のGコードでした。Gコードはチャンネルと録画開始日時、録画時間を数桁の数字に圧縮してある。『GIS版のGコード』をつくれば、脳の記憶能力の限界以下に情報を圧縮し、誰もが位置情報を気軽に使える世の中になるかもしれない。

そこで眠気も覚め、私はパソコンを取り出し、エクセルでいろいろ計算しはじめました。

続く...

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